30回目の1万人の第九

夏からのキツい練習を乗りきってたどり着く舞台、大阪城ホール

今年は1人で参加しようかなと最初に思ってのスタートで。
応募は2人でしたんだけど、
お互いの希望を考えてクラス別れたから、実質1人。
どうして1人で参加しようと思ったかと言うと、
2人で居ると周りと話す事も無く終わったから、
なんかもうちょっと交流したいなーってのがきっかけ。
人類皆兄弟って歌いながら隣の人と話しすらしないってね。
でも現実は厳しく、友達同士、仲間同士、親子に囲まれ、
話しかけてはもらえたけど、ポツーンとなる時間は多かったから。
ただ皆さん優しくてオヤツと飴はしこたま貰ったけど(笑)

本番までの道のりでしんどかったのは直前かな。
ライブ2本、東京遠征決まった瞬間に自分でもバカだなと思ったし。
最初のライブから体調は悪くて、
舞浜帰りで喉にきて、
佐渡練の翌日には声が出なくなった。
同時にヘルニアもうずきだし。
とにかく耳鼻科に駆け込み、薬を真面目に飲んで、
ギリギリ本番に間に合わせた感じ。

本番は本番でまた調子が悪かった部分もあるんだけれども。

正直、森山良子さんには悪いけど、
家族写真は全く声も出ず、
リハとゲネでは振り返るお顔が見えてたから合わせにいけたのも、
本番ではメインステージが見えてた記憶があまりない。
辻井さんのピアノも本番は薬が効いてきてうとうとしちゃったし…
でもラストの派手になるとこはジーっと見ましたよ。
ラフマニノフとか私、絶対弾けないし。

マッキーはもうなんだろね。
こっちの歌もぐちゃぐちゃで、なんか良かったのかわかんない。
いや、嬉しかったけど、歌ってる間は全く見えてなかったし…
ただ、マッキーと歌ったから、気が楽になって、
第九もなんか歌えちゃって、
またやりたいと思える楽しさが生まれたあの日を思い出したし、
原点だから感慨深いものはあって。

で、2部。これもうとうとしちゃったんだな…
歌はどうだったんだろう。
歌い出すとオケが聞こえづらいし、
指揮もテンパると見えなくなるし。
とにかく細い棒の先をひたすら見つめて歌ってた。
ソとラの音がどうしても低くて、
必死で引っ張りあげて。
先生との約束のニッコリはできたと思う。
頑張ったよ。うんうん。

雨に打たれながら打ち上げに移動。
1人で参加できなかったから、一緒してもらって。
でも席は別れて。
ちょー心細いって。
ただでさえ喋るの苦手なのに、声が出にくくなってたし。
周りの方に話しかけていただいて、なんとか話せる感じで。
途中で道連れにした友人の席におじゃますると、
楽しそうに盛り上がってて、
社交性は断然彼女が上だなーと感心しましたよ。

そんなこんなで今年も終わり。
レッスン始めた頃、毎週喉を潰し、
耳に違和感が出る事が増えてたので、
もう最後かなーと思ってたけど、
こうやって終わるとまた次、やりたくなるね。
アルト転向もよぎったけど、やっぱソプラノでね!